痔ろうの正体

いぼ痔と切れ痔に比べて馴染みのない痔ろう。これが最も恐ろしく厄介な痔になります。おしりに穴があいてしまう痔ろうについて知り、未然に防いでいきましょう。

 

 

肛門の歯状線(※1)にある肛門小窩(※2)というくぼみの中に便中の細菌が入り込んで感染して化膿することです。上の図だと肛門から外れたところに管がのびていますよね。この通り、たまった膿が出口を求めてトンネルのように管をのばしていくのです・・・。

 

まず肛門小窩のあたりに膿がたまって腫れてきます。これに合わせて痛みが伴いますし、重症だと発熱の原因にもなります。

 

膿がたまるごとにお尻の皮膚を貫通してトンネルを作っていきます。根本を解決しない限り何度も繰り返すのが痔ろうです。

 

肛門の構造

(※1)歯状線(しじょうせん): 肛門上皮の出口から約2cm奥にある肛門上皮と直腸粘膜の境界部分。
(※2)肛門小窩(こうもんしょうか): 歯状線の所に5 - 8ヶ所ほどあるくぼみ。その奥の肛門線が開口し、便中の細菌が侵入して感染が生じると痔ろうになる。